三浦三十三観音は、三浦市、横須賀市、葉山町、逗子市の旧三浦郡に点在する33カ所と番外を含めた34カ所にそれぞれ祀られています。普段は秘仏とされている観音様もありますが、12年に一度の午年の一か月間だけご開帳されます。また、ご開帳期間には善の綱(観音様と繋がれた綱)に触れ、ご縁を結ぶことができます。
◆三浦三十三観音由緒
約八百年前の建久三年(鎌倉時代初期)、三浦半島の一帯に起きた大飢饉に人々は苦しんでいました。その時、長井(現在の横須賀市長井)に住む源義経の家臣鈴木三郎重家が、人々の救済を発願し(※)三浦半島の三十三ヶ所の霊場を参拝して巡りました。すると霊験あらたかに忽ち、浜は大漁、陸は豊作となり、人々は飢饉から救われたといいます。それ以来その霊場を三浦札所と定め、毎午年を本開帳、毎丑年を中開帳として開扉供養をするようになりました。(※ほつがん=願をかける)